ある施設が厳しい施設長に代わり、窮屈になって、子どもが家に帰っても落ち着かなくなってしまった…と、親が悩んでる。「さくら草は『好い加減』で居られるところだから、利用者が活き活きしている。」褒め言葉だった。この方は、施設を運営しており、自身も障がい者の親として発したさくら草の印象である。
障がい者施設ならずとも、多様性に満ちた人間同士が集団生活を営むことはたやすいことではない。人が集まれば、多様な主体が共存する場となる。『人間尊重を堅持しながら、好い加減なところで受け容れる集団であり続けられるか』個性を活かす不断の取り組みへの評価として、改めて身が引き締まった。
「好い加減」は気を使う。でも「いいかげん」で良いのか⁉︎
理事長:山本 宏